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生産者紹介

 

生産者紹介
Tosiyuki Kakiki

柿木 敏由貴

■生年月日/昭和48年3月7日
■趣味/スノーボード、バイク、格闘技観戦、サーフィンのパドリング
■ひとこと/ゆるく、正しく、面白く。そんなふうに暮らしていけたらと思っています。

「闘牛」も育てています。闘牛といってもスペインの、牛vs人ではなく牛vs牛の闘いです。約1tの巨体がぶつかり合う様子は大迫力です。
http://www.hiraniwatogyu.com/

◎いわて平庭高原 闘牛会 副会長

◎研究グループ
 奇跡の短角牛(うし)会長
[活動は終了しました]

 
牛飼いの想い

小さい頃からすぐ傍にいた短角牛。自分の住む岩手県北は日本一の短角生産地帯。ほとんどこの牛しか知らず、この牛が「当たり前」だと思って育ちました。
しかし、他の乳牛や黒毛和牛の育て方を知り、改めて「なんて素敵な牛なんだろう。。。」と感じる様になりました。

乳牛はお乳を搾るのが目的、子牛は1週間程で親と離され人工乳で育ちます。
黒毛和牛の繁殖は子牛を産むのが目的、子育ての能力よりもそちらが優先される為、なるべく早く離乳し発情を促し一ヶ月でも早く妊娠させます。

短角牛はというと、春に親子で放牧され(標高800m以上の高原で、1親子に対し野球場一面くらいの広さです。)、夏、牧場で自然交配により妊娠し(人工授精ではなく種牛と交配し妊娠します。母牛40~50頭に種牛1頭。)牧草と母乳で育ち(健康的な問題が起こらなければ雨の日も風の日も、ずっと牧場です。)、秋までたっぷり親子で過ごし(約8ヶ月間一緒。子育てが上手で、お乳の出る期間も長いです。)冬に牛舎で出産。という一年のサイクルで無理なく育てられます。(妊娠期間は約285日。2月中旬~3月頃に出産が集中します。)

こうして健康的に育った子牛に、さらに国産のエサだけ与え、こだわりの「山形村短角牛」として皆さんにお届けしています。
(日本の畜産の大半が輸入飼料に頼っています。輸入飼料は化石燃料を燃やして運ばれます。国産飼料で育てる事でCO2を大幅に減らせます。)

そしてお肉の味は、赤身主体で味が濃く、しくこくない爽やかな脂身。臭みがなく、とても美味しいんです。

しかし、国産牛肉の流通の1%にも満たないこの短角牛は評価も知名度も低いんです。

この両方を上げるべく、BBQイベントやネット販売をしています。
もしこの短角牛があまり人に知られず消えてしまうのはもったいない!どんなきっかけでも、短角牛を知って欲しい!!と思っています。

広い高原に親子で草を食む「当たり前」の景色が続くように。